DAY 6|2026年7月1日(水)|解体

"向き"を決める前に「定義」を揃える

この一冊は、〈 言葉の定義が成果を変える一冊 〉。

会議で「生産性を上げよう」と言ったとき、
全員がうなずいた。

合意できた——ように、見えた。

でも、そのあと、ひとりひとりに
「生産性って何ですか?」と聞いてみると、
びっくりするほど、答えがバラバラなんです。

ある人は「もっと速く作ること」と言う。
ある人は「残業を減らすこと」と言う。
ある人は「売上を上げること」と言う。
ある人は「ミスを減らすこと」と言う。

同じ言葉で話しているのに、
見ている絵が、全員違う。

これでは、いくら「なぜ?」と問うても、
それぞれが別々の方向に走り出してしまいます。

号令が現場を壊す理由の、半分はこれです。
言葉が悪いんじゃない。
言葉の「定義」が揃っていないんです。

僕がコンサルティングに入るとき、
最初にやることの一つが、これです。
「御社では、生産性をどう定義していますか?」と、あえて聞く。

すると、経営者と現場で、定義がまるで違うことがよくあります。
社長は「付加価値」を上げたい。
現場は「作業量」を増やすことだと思っている。

このズレに気づかないまま走るから、
頑張るほど、すれ違う。

定義を揃えるのは、地味な作業です。
すぐ成果が出るわけでもない。

でも、ここを飛ばすと、あとの全部がズレます。
ボタンの掛け違いは、
一番上のボタンで決まるからです。

だから、昨日書いた「なぜ?」と問う前に、
まず確かめたいことがあるんです。

あなたの職場の「生産性」、全員が同じ意味で使っていますか?

『生産性の高めかた』
読んだその日から仕事の生産性が上がる、世界一シンプルなメソッド
2026年8月3日発売(かんき出版)

この本では、まず「生産性とは何か」を、一緒に定義し直すところから始めます。
言葉を揃えるだけで、見える景色が変わるのを、感じてもらえるはずです。

もしよければ、あなたの職場で
「実は定義がバラバラだった言葉」、教えてください。
コメント欄で、お待ちしています。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

明日は、第1週のまとめとして、
「量を増やす前に、向きを問う」という話を書きます。

今日の要点|同じ言葉、違う絵

Aさんの「生産性」

作業を速く終わらせること

Bさんの「生産性」

より大きな価値を生むこと

定義が揃っていないまま議論しても、力は揃わない。
問う前に、まず「言葉の定義」を揃える。

今日の問い

「あなたの職場の「生産性」、全員が同じ意味で使っていますか?」

『生産性の高めかた』

読んだその日から仕事の生産性が上がる、世界一シンプルなメソッド
2026年8月3日(月)発売|かんき出版

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